渡部鮮魚店
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食品の長期保存方法として干物・塩漬け・酢漬け等が代表的ですが、この糀漬けも冷蔵庫のなかった時代の塩と糀を使った発酵保存食のひとつとして考案されたのが始まりとされています。

「まちの小さな魚屋が一樽ずつ手作りする珍味」の原料をご紹介します。

 

なんといっても味の決め手はたらこです。
厳寒の2月に北海道で水揚げされるスケトウダラの魚卵のみを使用します。現地の業者様に依頼して糀付け用に「色合い・塩加減」を考慮して加工して頂きます。

 

糀は同じ商店街の老舗味噌店様の糀を使用しています。
江戸時代より創業の味噌店様の糀は白くふっくらと香りが高く、風味豊かな糀付け造りには欠かせません。


 

3月上旬に、一年分の糀付けを一度に漬け込みます。
使用する原料はたらこと糀と少々の塩のみ。当初はたった一つのカメから出発した糀付けも現在は専用の樽を使用しています。たらこと糀を交互に重ね、合間に少量の塩を振り、重石と蓋をして発酵・熟成させます。
 
3月中旬〜4月下旬(約1ヶ月半) に、その年の気候や気温・湿度によって発酵の度合が異なるため、カビの発生防止や酸味の具合に気を配りながら発酵させます。
 
4月下旬〜5月上旬 に、程よく熟成され、食べ頃になったのを見計らい、発酵を止めるために−30℃の冷凍庫で保存をします。低温冷凍のため品質はもちろん味は一年を通して変わりはございません。


こうしてできあがる糀付けも今では当店自慢の品ですが、ここに至るまでには数々の失敗を重ねてきました。商品を全て処分した年も一回や二回ではありません。

それでも挫けずに作り続けてきたのは先代店主の「お客様に喜んで頂きたい」という強い思いにほかなりません。少人数の作業ゆえ大量に生産するには至りませんが、一人でも多くのお客様にこの品を味わって頂ければ幸いです。

<お申し込みについて>
たらこの糀漬け(こうじづけ)のお申し込みは、お問い合わせフォーム、フリーダイヤル(0120-237-423)、電話(025-523-7324)、FAX(0120-237-324)で受付ております。お気軽にお問い合わせください。
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